こんにちはけんとです^^
今日は和歌山に研修に来ていてそこに助産師さんが新しく漢方を学ぼうと来られていました
もう何十年も助産師として仕事をされている超ベテランの先生で女性の妊娠出産について現場で長年見てきたのでいろいろなことを教えてもらいました!
『こうのどり』のモデルとなった有名な産科救命医の荻田先生と親交があり荻田先生の意見も教えてもらいました!
荻田先生のプロフィール
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%8D%BB%E7%94%B0%E5%92%8C%E7%A7%80
①無痛分娩・和痛分娩では赤ちゃんに微量出血が起きていてお勧めできない
最近無痛分娩・和痛分娩が広まっていますが、これは赤ちゃんにかなりの負担がかかっているということでした。
出産後の赤ちゃんの検査で微量出血が起きていることが報告されています。分娩はお母さんにも負担が大きいものですが陣痛時の子宮の収縮はお母さんと赤ちゃんにとっても必要なことだということでした。
無痛分娩でお母さんも赤ちゃんもOK!ということにはならないんですね。
②会陰部切開も本当は必要ない
これも驚きでした。今はどこでも会陰部切開をしているようですが、これは本当は必要ないということです。もちろん必要な場合もあるからすべてを否定するつもりもないが、荻田先生はしたことがない。会陰部切開をしなければならないのは産科が原因だということでした。会陰部切開をすると縫合をしなければならないですが、これができないと無能だというのならば、僕(荻田先生)も無能ということだね、ということをおっしゃっていたようです。
①も含めてそういったことが若年層の鬱の原因に一つにもなっているかもしれない、ということも驚きですね
③胎盤を食べる
今の時代胎盤を食べる方がいるのも驚きましたね!最近胎盤を食べるなんて!というニュースがありましたね。水曜日のカンパネラのコムアイさんという方が食べられたようです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/2be70f23dd816e0de43a9adf2f3adace4649b154
胎盤は漢方薬にも使用されており、紫河車(しかしゃ)という名前で、美容のために食べられていました。三大美女と呼ばれる楊貴妃や三大悪女と呼ばれる西太后が食べていたとされています。位が高いので毎日でも食べていたそうです。
今の時代、他人の胎盤を食べることはおすすめしません!しかし、胎盤を食べない人も多く、残りの胎盤は高値で取引されるそうです。おそらく中国人が食べているのではないかなあと思います。彼らは紫河車が美容にいいということを知っていますからね。
胎盤は今ではプラセンタといわれ、豚の胎盤エキスがよく使われて流通していますね。
先生の話では胎盤を食べる人は先生の助産院だと結構多く、庭に埋めるために持ち帰る人もいるそうです。木の下に埋めると木の成長が早いみたいですね。血抜きが面倒だ、ともおっしゃっていました
胎盤を食べる食べないは個人の判断ですのでどちらでもいいと思います。科学的根拠はないとされていますが、プラセンタが流通しているからどこかにはあるんだろうなあ、というのが個人的な意見です。
④出産予定日を過ぎる人が多い
これはあまりよくないとされています。
出産予定日は40週とされており、胎盤は42週まで保つとされています。もちろん数日前後することは普通ですが、1週間予定日を過ぎると誘発剤を使い陣痛を起こします。
本来はホルモンが出て自然と陣痛が起こるはずであるのに陣痛が起こらないというのはお母さんの体に問題がある可能性が高いということでした。本来妊娠できる体であるからには陣痛も普通に来るはず、ということです。原因として妊娠中の不養生やストレスが原因なのではないかと言われていました。
妊娠中の養生は非常に大切ですが、ここをうまくできていない人は多いと思われます。ですので助産師の先生も漢方から養生を学ぼうとされています。
漢方で血を増やし血流を良くして子宮に栄養を与えること、自身の栄養もしっかりと補充することはとても大事ですが、妊娠中なのに普段とあまり変わりない生活を送ってしまうと意識せず自分にも赤ちゃんにもリスクが起きえます。産後鬱や不調が多くなっている原因だと思います。
実際妊娠されて、漢方を最低限使ったほうがいいと伝えていた方が漢方を飲まず出産をして、体調不良で連絡してきたときは悲しくなりました。出産されたときはすごいうれしかったのにその後に不調が来ることも伝えていたのに、一度目で経験されていたのに同じことが起きてしまいました・・・
先生と繋がって現場の声を生で聞けたのは非常に大きな経験でした
これからも皆様に情報を提供し、より良い方向へ行けるようにご提案していきます!!