更年期障害と漢方薬

こんにちは!けんとです

今回は更年期障害についてお話していきたいと思います。

 

更年期障害は日本産科婦人科学会にも紹介されているのでこちらを参照していただいても大丈夫です!

https://www.jsog.or.jp/modules/diseases/index.php?content_id=14

 

こちらにある記述では

・更年期とは閉経前後の計10年間をさす

・閉経は早い人で40代前半、遅い人で50代後半で迎える

・その時期に体調に変化することを更年期症状とよび、日常生活にも支障が出てくるものを更年期障害と呼ぶ

・更年期障害は主にエストロゲン(女性ホルモン)の低下によるものがあげられるが、それに伴い加齢による身体因子・成育歴や性格などの心理因子・職場や家庭環境による社会的因子の複合が原因としてあげられる

 

という記載がありました。

 

症状としては

①血管の拡張と放熱に関する症状

のぼせ・ほてり・ホットフラッシュ・発汗など

②その他さまざまな身体症状

動機・めまい・頭痛・肩こり・痛み・しびれなど

③精神症状

気分の落ち込み・イライラ・意欲の低下・不眠・情緒不安定など

 

 

その対策としては

①ホルモン補充療法(HRT)

②漢方薬

③向精神薬

などがあげられます。

 

①のHRTでは少量のエストロゲンを補充することによりのぼせ・ほてりなどの①血管の拡張と放熱に関する症状の軽減が有効とされています

 

②の漢方薬では当帰芍薬散・加味逍遥散・桂枝茯苓丸の婦人科3大処方があげられています。

漢方薬に関しては公益社団法人女性の健康とメノポーズ協会でも紹介されています!

更年期症状と漢方薬

 

そこにはより多くの漢方薬が書いてありますが僕らの使う漢方薬はその何倍もの中から悩み・体質にあったものをご提案します。

 

所見としては、どちらかだけを選ぶ必要はなく、症状を軽減するためにいろんな方法があることを知ってい頂ければと思います^^

ただし、向精神薬はあまりおすすめしておらず、一時的なものならばいいのですが長期間の服用は血管にダメージを与えるのでその時はいいかもしれませんがまた年齢を重ねると変な症状が出る可能性があります。

更年期は10年あるとされているので、数年でもかなり長い服用ですね

もちろんそれを毎日でなくたまにひどいときだけ服用する、という飲み方であれば先ほど申し上げた可能性は小さくなりますのでおすすめです!

 

更年期障害に悩み、漢方薬を使っている方は多く当店にもいらっしゃいます。

それでよくなったというお声もいただいているので当店としては嬉しい限りです

 

更年期障害に悩む方は周りにあまり言えないことが多く、一人で抱え込んでしまう方も多いです。

そういう方は是非一度ご相談をしてみてはいかがでしょうか?

閉経が早い人は30代後半から更年期症状は出てきます。今悩んでいる症状も更年期によるものである可能性もあります。

絶対!ではありませんが、すこしでもお役に立てたらと思います^^