【第12回】体の基本「気・血・津液」!③【ケントの中医学習塾】

 

こんにちは!

 

今回は「気・血・津液」の「血」の部分について語っていきますね^^

 

ぼくらの言う「血」は西洋医学的な「血液」と似た作用もありますし、全く違う働きもあります。

「血」にも働きは「気」と同じようにいくつも種類があるのですが、その代表的なお話をしていきますね^^

 

 

「血」の働きとして

①体を潤し、栄養を届けてくれる作用

②精神を落ち着けてくれる作用

 

この二つが大きな機能になります!

 

肌や髪の乾燥、夜ぐっすりと眠れない、腕や足・指先がしびれてしまうといったことは血の不足から起きる可能性があります。

髪や肌に血がしっかりとした量が行き届かず栄養が足りていない状態なのです。

 

②の精神を落ち着けてくれる作用ですがこれは西洋医学ではあまり考えない部分になりますね。

しかし輸血をした後に性格や習慣が変化したという話を聞いたことがある方はいるのではないでしょうか?

 

これは血が精神部分と関連性があることを示しています。

そして睡眠はメンタル状況と密接にかかわってきます。

 

ストレスフルで休まることがない方は眠れない、寝てもすぐに起きてしまうといったこともあります。

逆にストレスを全く抱えていない人はグーグー良く眠っているみたいなことを体験したことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか?

 

生理前にイライラする・落ち込んでしまうといった女性の方が多いのも血が影響しています。

ホルモンバランスは東洋医学でいうと血や腎・肝に属しそれらの状態で体調が変わってきます。

なので人によって数値が似ていても不調を訴える部分が違ってくるということなのです。

 

今回はここまで!

 

次回は血の体の中での状態の変化「血虚」「瘀血」「血熱」についてお話ししますね^^