【第2回】自然と人体は繋がっている!【ケントの中医学習塾】

はーい

中医学習塾第2回です。

今回は中医学の二つある基本的な考え方の一つについてお話しします。

第一回はこちら→https://shimada-kanpo.jp/staffblog/434/

 

それは・・・「整体観念」です!!

 

なにそれ?って人がほとんどだと思います。

それは「自然界で起こることはすべて関連性があり、それは私たち人の体でも同様に起こっている」ということです。

 

下にある長い文章は読みたくない!って人向けに書くと

冬の夜に外に出ると寒いよね。そのまま動かないでいると寒気を感じて体がどんどん震えていくよね。

それって外の冷気を体の中に取り込んだから体が冷えているんだよ。つまり外の自然現象と体の中はリンクしているんだよ、ってことです~

 

まず、「自然界で起こっていることは関連性がある」という点について考えてみましょう。

海、ありますよね。日光で温められて海水の一部は蒸発し、上に上がります。そして、ある一定の高さまで昇ると水蒸気同士がくっついて雲になります。

そして雲がある程度大きくなると中にある水が重力に耐えられなくなり雨となって地面に降り注ぎます。そしてその一部が川となってまた海へと戻ります。

今回は水の循環を例にしましたが、このように自然界で起こっていることは関連性があることが理解できたと思います。

そして古代中国ではこの世界を五つに分類しました。それが五行というものです。

木・火・土・金・水の五つに分け、それぞれに関連性があると考えました。五行についてはまた次回以降に記事に書きますね。

 

次に「人の体でも同様のことが起こっている」点について考えてみましょう。

今は3月ですが、まだ肌寒いですよね。私たちも寒いと感じ、部屋をエアコンで暖かくしている人も多いのではないでしょうか。

まず、家と外の関係性について考えてみましょう。

寒いから窓を閉める。エアコンで部屋を暖かくする。少し暑いな、と思ったらエアコンの温度を下げたり、窓を開けたりして部屋の温度を下げますよね。

このように家と外は窓や扉を通じて繋がっています。

次に部屋と私たちについて考えてみましょう。

部屋の温度が低ければ私たちも寒いと感じ、高いと暑いと感じます。

湿度が高いと除湿器をかけ、低いと加湿器をかけます。

 

それは何故でしょう?

 

それは、部屋の気温や湿度が私たちの体に影響していることを理解しているからなのです!

あまりそのように意識して生活している人はいないと思いますが、「部屋が寒いからこのままだと自分の体も冷えてしまう、だから暖房を入れよう」とか、「湿度が低いから肌が乾燥してしまう、だから加湿器をかけよう」というような考えに至るんですね。

 

つまり!家の外と中は繋がっていて、家の中と私たちの体も繋がっているんです!

だから私たちの体と自然界は繋がっている!というように古代中国の人は考えました。

そして外の気温が低いと私たちも寒いと感じ、湿度が低いと私たちの体の湿度も低くなっている、つまり自然界と同様の現象が私たちの体の中でも起こっていると考えたのです。

 

そして、私たちの体も自然界と同様に五行に分類することができるという風に考えたわけなのです!

 

 

いかがでしたか?

整体観念について、少しはうまくお伝えできたでしょうか?

もしわからなかったら、教えてほしいです!(笑)

もっとうまく説明できるようになりたいですね・・・

 

実際、これはわかる必要はあまりありません。(笑)

僕たち中医学に携わる者の基本的な考えを書いただけなのです。(笑)

ここで生活に役立つような情報もそのうち書いていければなと思っています。

最近少し風邪を引いてしまいましたが、とある方法で一日で治した話や花粉症なども書きたいですね~

 

次回は中医学の基本的な考え方の二つ目「弁証論治」についてお話しします!

またみてくださいね!