腸が免疫の鍵、病気を防ぐ「いい腸」の作り方

腸が免疫の鍵・・・病気になりにくい体を目指して

年を重ねるごとに病気になりやすいというイメージを多くの方が持っていらっしゃると思います。その一方、最近は若くして病気になってしまう人たちが増え、社会現象になっていることも知られています。その原因というのが免疫力です。免疫力は年を重ねるごとに低下し、また食習慣・生活習慣・体質・遺伝によっても人それぞれで変わってきます。しかし、免疫力は向上させることが可能です。当店ではその鍵は腸にあると考えております。
腸は胃で消化された食物を吸収し、各臓器へ栄養を回し、身体全体に栄養がいきわたるためには必須である臓器です。ここの働きが弱くなってしまうと体に栄養がうまくいきわたらず、体に良くないものもうまく排出できず、病気にも弱くなってしまいます。
当店では長らく便秘の解消を得意として何十年も営業してきました。そして便秘の解消に大きくかかわっている「腸内フローラ」が便秘解消だけでなく様々な症状の改善に役立っていることが判明し、より多くのお客様にあまり知られていない「腸内フローラ」を理解していただくことでよりよい生活を送っていただきたいと考えております。

腸が免疫の鍵・・・病気になりにくい体を目指して

腸内フローラとは

腸内フローラとは腸内に存在する腸内菌全体の総称であり、人それぞれ異なります。その様相はまるで植物が種類ごとに集団を作って群れている花畑の様子にたとえられる事からそう呼ばれています。

  • 腸内フローラと便秘

    昔から体調快調の基に、「快便」が挙げられていますが、「便秘・下痢・痔」の解消が人の健康にとても役立つ事が知られています。特に腸内の「善玉菌・悪玉菌」の分布改善などが経験則的に取り入れられてきました。
    この腸内細菌については以前から知られていましたがよく解明されていなかったのです。
    それが2015年に科学誌『ネイチャー』が腸内フローラについて特集増刊号を発刊してから一気に世界中で研究が進んでいます。100兆個の細菌叢の代謝がもたらす物質が全身の健康状態を決定し、糖尿病や癌の予防、肌の張りやシワの改善、脳の働きに作用し性格までにも左右するといわれていJます。
    これらは遺伝子の最新解析技術により次第に解明されつつあり、民間のプロジェクトだけでなく、国家プロジェクトとしても取り組んでいるとのこと。腸内フローラに代表される腸内環境と全身の健康との関係が革新的に発見・研究されています。(「NHKスペシャル」より)
    島田漢方堂では、腸内フローラの改善の入り口が便秘・下痢の解消から始まると考えています。漢方に通じる体質改善もまず腸内環境の改善がすべての基礎となります。

  • 腸内フローラと便秘

  • 理想的な腸内フローラ

    日和見菌は善玉菌・悪玉菌の優位な菌に同化しやすい傾向があります。このバランスが崩れると、腸内での醗酵が滞り、腐敗がすすみます。
    そして、発がん物質の合成促進や免疫の低下、時にはうつなどの精神不安や様々な症状を引き起こします。
    従って、腸内細菌は善玉菌優位を保っておくことが大切となります。


    このような症状はありませんか?
    • 便が出なくて3~4日過ぎている
    • 便が出ないせいか、お腹が張っている気がして何となく苦しい
    • ガスが溜まっているような感じがして苦しい
    • 排便時にお腹が痛く感じる
    • 便秘が続くことで、頭痛・肩こり・口臭・吐き気を感じる
    • 便秘と下痢を繰り返す
    • 痔になる
    • 吹き出物やシミなどの皮膚トラブルが多くなってきた。
  • 理想的な腸内フローラ

  • 腸内浄化の必要性

    腸内浄化とは、排便を促しあるいは下痢を解消してスッキリ感を感じるだけのことではありません。最初に腸内のお掃除は必要ですが、大切なのはその次のステップの掃除で、腸の壁の汚れを取ると同時に腸自体の細胞の再建・活性化をもたらすことが最重要となります。
    これは、カルシウム等ビタミン・ミネラルの吸収、アミノ酸の合成促進、腸内水分のコントロール、腸内PHの酸性化による感染防御など多くの体質改善の基礎となることに働きかけていきます。
    この作用により、同じ食物やサプリを服用しても正常に吸収・合成されることで、免疫機能の向上やアレルギーの改善、糖尿病や老化・認知症にいたるまでの体質の改善をもたらすことが可能となります。
    従いまして、腸内機能を正常に保つことが、現代における健康の早道であり最初に取り組むことであります。

  • 腸内浄化の必要性