【第4回】見たことある形!【ケントの中医学習塾】

今回は前回の記載の通り「五行」について説明しますね!

まだまだ序盤ですが少しずつ難しくなってきてますね^^

 

五行とは?

中医学では自然界に存在するものを大きく五つに大別しています。

それぞれが関連し合う物として、まとめて五行と呼んでいるのです。

身近な例を挙げると四季があります。四季は春夏秋冬ですが、四季とは別に雨がずっと降り続く季節があります。「梅雨」ですね。梅雨のように雨がずっと降る季節を中医学では長夏と言います。夏の始まりや夏の終わりにずっと雨が降り続く時期があるのでそう呼ばれているのかもしれませんね^^

この「春」「夏」「長夏」「秋」「冬」の五つが五行として五つに分類されているのです。

今例を挙げて話しましたが、五行はそれぞれに名前があります。

それが「木」「火」「土」「金」「水」です。

筆者は漫画が好きなのでSFの設定として「火」「水」「風」「土」「氷」「光」「闇」などの属性が存在しているのをよく見かけます^^

作品によって4種類だったり、6種類だったり、無属性なんてものも入れていたり・・・

話が逸れちゃいましたね^^

木火土金水をまとめて「もっかどごんすい」と言います。

この五行でよく見る表をみてみましょう。

丸の中に星が書いてありますが、これはかっこいいからそうしているだけではありません。(もしかしたら作った人は意識していたのかも・・・^^)

各属性との関係性を描いた図がこの表になるのです。

ここから先はちょっと難しいので飛ばしていただいても大丈夫です^^

筆者も最初学んでいるときは???とわからなかった部分があります。

要は木火土金水はそれぞれの関係性で順番に円のように繋がっているという事です。

「木生火」

木は燃えて火をうむ

「火生土」

ものが燃えた後は灰になり土へ還る

「土生金」

土の中には鉱物があり、掘り出すと金属が手に入る

「金生水」

金属の表面には凝固により水が生まれる

「水生木」

水によって木は養われる

「木克土」

木は土から養分を吸い取り土地を痩せさせる

「土克水」

土は水を汚し、また土嚢などで水の流れを遮り、堰き止める

「水克火」

水は火を消す

「火克金」

火は金属を溶かす

「金克木」

金属は木を切り倒したり傷つける

ここまで難しいので読まなくても大丈夫です^^

他の関係性もありますが、この関係性をつなげると円と星の形ができました。

これが五行というものになります。

我々は以前の記事に書いた「整体観念」「弁証論治」とこの五行の関係性を基礎としてお薬を選んでいるという訳です。

次回はこの五行と人の体の関係性を簡単に解説しますのでどうぞよろしく!!